大发体育在线,大发体育投注2年10月2日(金)、北海道議会庁舎にて、本学の瀬川拓郎教授が北海道議会議員研修会の講師を務めました。
この研修会は、北海道議会と本学との包括連携協定に基づき行われたもので、今年7月の民族共生象徴空間(ウポポイ)の誕生、さらに、「北海道?北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を控えた中、アイヌ民族の成り立ちと、その文化の形成に大きな影響を及ぼした縄文人?オホーツク人との関わりについて理解を深めることにより、北海道におけるアイヌ文化?縄文文化の価値を再確認するとともに、議会議論の活性化につなげる目的で行われたものです。
瀬川教授は、「アイヌ民族の成り立ちと縄文人?オホーツク人」と題して講演され、考古学の見地から、縄文以後も縄文の伝統を強く保とうとしてきたアイヌ民族が、日本本土との関係にとどまらず、北東アジア地域の交易民として複雑な文化形成をしながら、北海道という立地?環境を活かし生き抜いてきた歴史と文化について説明されました。そして、こうしたアイヌ民族の成り立ちを知ることが、今後の北海道を生きていく私たちにも大きな指針となりうると考えを述べられました。
講演後には、熱心に耳を傾けていた議員の方々から、アイヌの歴史について個別に質問もあり、大変有意義な機会となりました。
本学は今後も北海道議会が取り組む地域の課題解決に、本学が有する様々な知見を生かすとともに、本学で学ぶ学生たちが地方政治と地域の課題について興味関心を深める機会となるよう、北海道議会と様々な取組を展開していきます。
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